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【サイバーセキュリティクラウド】2023年12月期 通期決算の概要

こんにちは!
サイバーセキュリティクラウド IR担当です。

2月14日に、2023年12月期 通期の決算発表を行いました。皆様に分かりやすく簡単に解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。(5分程度で読める内容です)

決算関連の資料は、下記をご参照ください。

決算短信
決算説明資料
決算説明動画
通期決算に関するQ&A


決算ハイライト

 売上高は前年同期比YoY+34.5%、営業利益は+42.5%と成長率は加速し、大幅に成長いたしました。成長加速の背景は、新規受注が過去最高を記録したことや為替相場が円安に推移したことによる効果などが上げられます。
 また、2023年12月期 3Qに業績予想の上方修正をいたしましたが、売上高および各段階利益において予想を上回り着地しました。

ARRの推移

 当社の主要プロダクトである「攻撃遮断くん」や「WafCharm」を筆頭に大きく成長した結果、ARRの成長率は+30.9%と引き続き高成長を記録しています。

解約率

 2023年上半期は、一時的な要因による解約が発生したため、攻撃遮断くんの解約率が上昇傾向にありました。この要因による解約は落ち着き、解約率は低下しました。引き続き多くのお客さまに長くご利用いただけるよう、カスタマーサクセスの強化とお客様の課題把握により、解約率を低位安定させていきます。

営業費用の推移

 2023年10月にリリースしたAWS関連の新プロダクト「CloudFastener(クラウドファスナー)」の開発に伴うR&D費用や、11月末に開催されたAWS最大の年次イベント「AWS re:Invent 2023」に参加したことに伴う広告宣伝費の増加により、コストは大きく増加しました。これらのコストを早期に回収するために、2024年はCloudFastenerの販売強化や、「AWS re:Invent 2023」で獲得したリードへのアプローチを行っていきます。

従業員数

 2023年はエンジニアを中心に採用が順調に進んだことにより、人員数は1年間で23名純増いたしました。採用した社員の中にはAWS出身者が複数名おり、AWSとの関係性および販売強化のきっかけとなりました。2024年は当社として初となる新卒社員の入社が控えていることに加え、中途採用でもエンジニアやグローバル人材を中心に引き続き採用増を狙い、更なる業績拡大を目指します。

トピックス:「AWS re:Invent 2023」への参加

 2023年11月に開催されたAWS最大の年次イベント「AWS re:Invent 2023」に参加しました。当社がグローバル展開を開始してから初めて大型の広告宣伝投資を行いましたが、非常に有益なイベントだったと考えています。イベント参加前のグローバルリード数と当イベントで獲得したリード数を比較すると、約15倍のリードを獲得することができました。グローバルでは知名度が低い当社でもリードを沢山獲得することができ、当社のプロダクトを直接アピール出来たことは、今後グローバル展開をしていく上で重要な経験であると考えております。

トピックス:CSO 兼 CISOが参画

 2024年1月より、AWSジャパンにおいてセキュリティ事業統括を担っていた桐山が、CSO 兼 CISOとして当社に参画しました。2021年5月のWafCharm β版を米国で展開を開始してから約3年となり、AWSとの関係構築や市場調査など試行錯誤しながらグローバル事業を進めてきました。2025年の成長戦略で掲げた財務目標(グローバル売上高比率10%)を達成させるため、CSOとして新たに就任した桐山が、グローバルで様々な仕掛けを行っていきますので、プレスリリースや決算説明資料等で是非ご確認ください。

トピックス:将来的に高い成長が予測される「CloudFastener(クラウドファスナー)」

 2024年1月に、AWSは2023年~2027年(5年間)で日本市場に約2.26兆円の投資を実行すると発表しました。日本のデジタル化を後押しする巨額の投資と認識しており、AWSの活用が大手企業だけでなく中小企業に波及するなど、大きな影響を与えることは間違いないと考えています。一方で、日本の慢性的なセキュリティ人材不足は継続する可能性が高く、外部サービスを活用したセキュリティ強化は必須だと考えています。AWSセキュリティを包括的に管理・運用する「CloudFastener(クラウドファスナー)」は、このような市場の動きにマッチしたサービスであり、多くのお客さまに活用いただけるよう営業活動に注力していきます。

トピックス:富士ソフト株式会社との包括的業務提携について

 2024年2月に、当社は富士ソフト株式会社と包括的業務提携に関する合意書を締結いたしした。当社の新サービスCloudFastener(クラウドファスナー)の開発スピードを上げ、高品質化していくためには自社だけでなく外部リソースを活用する必要がありました。富士ソフト社が有する1万8千人の技術者集団による高い技術力・開発力と、当社のセキュリティメーカーとしての豊富なノウハウを組み合わせ、CloudFastener(クラウドファスナー)の高品質化を目指していきます。

トピックス:APIセキュリティの新サービスを拡充

 2024年1月に、Web APIのOSS(オープンソースソフトウェア)である「sasanka」と、API脆弱性診断サービスの提供を開始しました。sasankaはOSSのため無償で提供しており、多くの企業に活用いただくことでデータを蓄積し新たなサービス開発に活用していきたいと考えております。また、API脆弱性診断サービスは当社が従来から提供する脆弱性診断サービスをより強化するために領域を拡大しました。既存プロダクトでは開拓が困難だった顧客層へのアプローチ強化に活用しながら、蓄積したノウハウをサービス開発に転用し、当社のラインナップ強化を図っていきたいと考えています。

トピックス:脆弱性管理サービス「SIDfm」のクラウドタイプをリリース

 2023年12月に、脆弱性管理サービス「SIDfm」のクラウドタイプをリリースしました。従来のソフトウェアタイプは、自社で管理サーバーを保有したい、もしくはセキュリティ上クラウド環境の利用が難しい企業向けで、顧客の7割以上が大手顧客で構成されていました。今回リリースしたクラウドタイプは、自社で管理サーバーを立てる必要がなくなったことに加えて、すぐに利用開始できるなど中堅・中小企業も使いやすいプロダクトに進化しました。昨今、脆弱性管理に対する世の中の意識向上によりニーズが高まっているため、サイバー攻撃被害の最小化を目指して拡販してまいります。

 2025年に向けた成長戦略のアップデートにつきましては、当社の戦略をより深くご理解いただくため、次回のnoteで詳しくご説明する予定です。

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