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【サイバーセキュリティクラウド】2023年12月期通期 機関投資家面談でのQ&A 5選

こんにちは!
サイバーセキュリティクラウドのIR担当です。
 
 今回は、機関投資家からどのような質問を受けて回答しているかを解説していきたいと思います。機関投資家の質問は当社事業を見るうえで重要なものであり、当社に対する理解を深めることに繋がると考えております。直近決算発表後の面談で多かった質問を5つピックアップし、解説していきますので最後までご覧ください!


質問①:各プロダクトの状況を教えて欲しい

 2023年11月の第3四半期決算において、通期の業績予想を上方修正し、想定通りに着地しました。各プロダクトの状況は下記のとおりです。

攻撃遮断くん
・ARRは15.1億円(前年年同期+15.0%)とほぼ計画通りに着地
・解約率は年平均で算出しているため、上昇傾向に見えるが足許の解約率は減少傾向

WafCharm
・ARRは10.2億円(前年同期比+39.2%)と高成長を継続
・2023年6月に新規ユーザーに対する値上げを実施し、直前の5月に駆け込み需要が発生
・値上げから2~3ヵ月は駆け込み需要の反動でリード数が減少しARRが伸び悩むも、10月以降は従来と同程度の受注金額を記録

Managed Rules
・ARRは4.8億円(前年同期比+81.7%)と、高成長を記録
・米ドル建てで販売しているため、円安の影響を受けて成長が加速

SIDfm
・ARRは2.3億円(前年同期+25.4%)と安定的に成長
・顧客のニーズに合わせて開発を行い、多くの企業が利用可能なクラウドタイプをリリース

CloudFastener
・2023年10月にAWSのセキュリティを包括的に管理・運用可能なサービスとしてローンチ
・既にユーザーを獲得しており、全体のARR成長に貢献
・富士ソフト社と共同開発をおこない、プロダクトの高品質化に向けて指導

質問②:「AWS re:Invent 2023」の成果は?

 2023年11月に、当社は初めてAWSの最大の年次イベント「AWS re:Invent 2023」に参加しました。2021年にはWafCharmをアメリカで販売を開始し、2022年にはAWS Marketplaceでの展開を始めました。これまでAWSの紹介によりリードを獲得していましたが、このイベントでのリード数は2023年1月から10月に獲得したリード数の約15倍に達しました。現在、これらのリードに対して商談を進めており、グローバル市場における顧客基盤を構築してまいります。

質問③:2024年12月期の業績予想をレンジ形式で開示した理由は?

 今回、当社としては初めてレンジ形式で業績予想を発表し、2024年12月期の売上高は38~40億円、営業利益は6.5~7.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益は4.5~5.2億円で開示いたしました。各プロダクトの成⻑率・新プロダクトである『CloudFastener』やグローバルでの成⻑を考慮し、現時点において業績への影響を正確に予測することは困難であることから、投資家の皆様に対してより有⽤かつ合理的な情報提供を⾏う観点から、レンジ⽅式による通期業績予想開⽰を採⽤いたしました。増収増益は前提としつつも、通期業績の見通しが明らかになった際には、速やかに開示する予定です。

質問④:AWSの日本市場に対する投資をどのように捉えているか?

 AWSが2027年までに日本市場に約2.2兆円を投資すると発表しています。この投資は、AWSユーザーの増加やAWSのパートナーに対する支援を通じて、様々な波及効果を生むと考えています。日本でのセキュリティ専門人材不足が深刻な中、AWSユーザーの増加はセキュリティツールの利用を促進する可能性があり、当社にとって大きなメリットがあると推測しています。また、当社は様々なAWSの認定を取得し、販売実績が評価されたことで、2023年8月には「AWSパートナーパス」で最上位パートナーステージに昇格しました。更に手厚いマーケティングや販売支援を享受できることから、これを大きなチャンスと捉えております。

質問⑤:新サービス『CloudFastener』の成長イメージは?

 2023年10月のローンチ以降、既にユーザーを獲得し、複数社と商談が進行しています。これまで提供していたクラウド型WAF『攻撃遮断くん』やAWS WAFの自動運用ツール『WafCharm』と比較して、当サービスの単価は10倍以上となっており、高い成長が期待されています。CloudFastenerを次の主力サービスとして成長させるべく、営業活動に力を入れています。

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