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【サイバーセキュリティクラウド】2024年12月期 第3四半期決算の概要

こんにちは!
サイバーセキュリティクラウド IR担当です。

2024年11月14日に、2024年12月期 3Qの決算発表を行いました。皆様に分かりやすく簡単に解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。(5分程度で読める内容です)
決算関連の資料は、下記をご参照ください。

決算短信:https://ssl4.eir-parts.net/doc/4493/tdnet/2530495/00.pdf
決算説明資料:https://ssl4.eir-parts.net/doc/4493/ir_material_for_fiscal_ym1/167713/00.pdf
決算説明動画:https://www.youtube.com/watch?v=AdLg7hNcoEU
決算説明会書き起こし:https://finance.logmi.jp/articles/380578
第3四半期決算に関するQ&A:https://ssl4.eir-parts.net/doc/4493/ir_material_for_fiscal_ym1/167714/00.pdf


決算ハイライト

2024年12月期3Qは、売上高+26.2%、営業利益+48.7%で着地しました。また、各段階利益は現時点で期初業績予想の下限値を超え、高い進捗率を記録しています。4Qについては、将来の成長に向けた投資を行いながら、売上高および各段階利益を成長させてまいります。

ARRの推移

ARRは、前年同期比+25.3%を記録し、上半期と比較すると成長率は加速しました。主な要因は、新規受注が旺盛だったことに加え、2024年8月に実施したWafCharmの旧プラン顧客に対する価格改定により大幅増加したことです。

解約率

解約率は大きく変わらず、攻撃遮断くんとWafCharmともに低位安定しています。WafCharmは、8月に旧プラン顧客に対する価格改定を実施しましたが、目立った解約は発生しておらず、引き続き多くのお客様にご利用いただいております。

売上高の推移

新規受注金額が四半期で過去最高を記録したことに加えて、WafCharmの価格改定によりストック収益が大幅に増加し、売上高は前年同期比+25.3%を記録しました。

営業費用の推移

前四半期と比較して特に増加したコストは、通信費および業務委託費です。これは、サーバー費を含むインフラ関連費用の上昇やプロダクト開発による影響が主な要因です。4Qについては、AWS最大の年次カンファレンス「AWS re:Invent 2024」への参加や国内におけるマーケティング施策を実行する予定のため、広告宣伝費を中心に増加を見込んでいます。

人員数の推移

3Q末時点の人員数は134名と、昨年末と比較して着実に増加しています。当社は2024年8月30日に株式会社スタートアップテクノロジーから事業を譲り受け、10月1日に株式会社ジェネレーティブテクノロジーを設立し子会社化しました。その影響で、4Qの人員数は150名近くまで増加する見込みであり、来期以降の更なる成長に向けて準備しています。

プロダクトの機能強化および提供範囲の拡大

昨今増加しているサイバー攻撃に対応するべく、WafCharmにBotやDDoS対策機能を新たに追加しました。また、2024年10月にはCloudFastenerがMicrosoft Azureに対応したことで、3大クラウド(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud)をご利用のユーザーに対して提供が可能となりました。3大クラウドの利用率はクラウドユーザー全体の約67%を占め、当社としても収益機会の増加が期待されるため、まずは成長戦略で掲げた財務目標達成に向けてリソースを投下してまいります。

上場企業への導入が着々と進むCloudFastener

 CloudFastenerのリリースから1年が経過し、上場企業を中心に導入が進みました。多くの企業が、セキュリティ専門人材の不足や対応工数の増加といった課題を抱えており、CloudFastenerを導入することでこれらの課題を解決できる点が評価されています。こうした導入事例を基に、さらなる導入スピードの加速を目指し、営業活動に一層注力してまいります。

CloudFastenerは更なる顧客獲得に向けた投資フェーズへシフト

 2023年10月から提供を開始してから約半年間は、当社の既存ユーザーを中心に営業活動を展開していました。2024年2Qから、マーケティング活動を開始しAWS主催のイベントへの出展を中心に新規顧客の獲得をスタートしました。この過程で、当社が展開するMSS(マネージドセキュリティサービス)領域及びCloudFastenerに対する強いニーズが多くの顧客から確認されました。そのため、2024年4Qから来期にかけて、更なる新規顧客獲得を目指し、大規模なマーケティング投資を実施してまいります。

海外売上高比率10%超に向けてマーケティング施策を強化

2025年に向けた成長戦略の一環として「海外売上高比率10%超」を目標に掲げています。2024年12月期3Q末時点においての海外売上高比率は約9.0%に達しており、目標達成まであと僅かとなりました。グローバル市場においては、2024年6月に参加したAWS主催のセキュリティに特化したイベント「AWS re:Inforce 2024」を起点にWafCharmの大口顧客を獲得するなど良い兆しが見えています。グローバル事業を更に成長させるため、AWS最大の年次カンファレンス「AWS re:Invent 2024」への参加などマーケティング施策を強化してまいります。

M&Aによりシステム開発事業がグループに加わり事業領域を拡大

2024年8月にシステムの受託開発事業を譲り受け、10月1日に「株式会社ジェネレーティブテクノロジー」を設立し子会社化しました。当社が展開するセキュリティ事業とシステム受託開発事業を融合させることで、顧客のクラウド環境の構築から運用まで一気通貫で提供可能となります。収益機会の増加とともに、新たな顧客層の開拓に活用してまいります。

業績予想の修正

2024年12月期 期初時点においては、業績予想をレンジ形式で開示しておりましたが、プロダクトの販売状況、為替の動向や来期以降の成長に向けた投資などを総合的に鑑みて、売上高38億円、営業利益7億円といたしました。

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