【入社エントリーvol.4】新卒社員相互インタビューでお互いを深掘り!趣味や大切にする価値観を紹介します
こんにちは!CSC広報の竹谷です。
サイバーセキュリティクラウド(以下、CSC)では、新卒入社時研修の講座の一つとして「ビジネス文章講座」を実施し、新入社員同士で相互インタビューを行いました。
公式noteでは、研修で彼らが執筆した記事を「入社エントリー」として皆さまにお届けしてます。
シリーズ4回目となる今回は、S.KさんとY.Yさんのインタビュー記事をご紹介!
彼らのこれまでの歩みや今後の目標について語っています。ぜひご覧ください。
初めての新卒社員を迎えるサイバーセキュリティクラウドの研修を大公開!|竹谷光子
※新卒入社時研修の目的や実施内容については、こちらの記事で紹介しています。
「未来のセキュリティ業界の先駆者」の知られざる素顔とは?
S.Kさんは、新卒1期生の中でも特にセキュリティ技術に詳しく、セキュリティ業界の未来を切り拓く存在です。そんな彼が、今までどんな人生を歩んできたのか、そして今後どんな道を歩みたいと考えているのかをインタビューしました。
幼い頃はアウトドア派だったS.Kさん
今でこそ情報セキュリティに精通し、インドアのイメージがあるS.Kさん。しかし、小学生の頃は意外にもアウトドア派だったようです。彼は福島県で生まれ、海と共に小学生時代を過ごしました。
インタビューをしていく中で、S.Kさんは当時の思い出を振り返り、
「学校が終わると家に帰らずにそのまま海へ行き、釣りをしました。
釣りを始めたのは父の影響でして、魚が釣れるのを待っている間、家から持ってきた磁石で砂鉄を集めていました。」といつものキリッとした表情とは異なり、当時を暖かい目で懐かしんでいたのが筆者には印象的でした。
そんなS.Kさんが、中学生になると群馬県に転校し、今度はエレキギターに夢中になります。布袋寅泰さんに憧れて、中学1年生からギターを始め、3年間一生懸命練習を続けたようです。
S.Kさんは、釣りやエレキギターに熱中する一方で、幼少期からパソコンにも触れていました。パソコンで動画やゲームに触れる機会に恵まれ、漠然と「いつかパソコンで何かつくれるようになりたい」と考えていたようです。
高校2年生になると独学で「サーバーを一括で管理できるアプリ」の開発を始めます。サーバーに興味を持った理由は、「サーバー」という言葉のカッコよさと、1つのツールでサーバーを管理できる利便性に気づいたからでした。
プログラミングの書籍やネットの記事など、積極的に情報収集を心がけたことで、アプリを形にできたと語るS.Kさん。彼がセキュリティ分野に詳しいのは、大学で情報セキュリティを学んだからだけではなく、自ら情報を取りに行くスタンスが大きく影響しているのだと筆者は感じました。
当時の感想を聞くと、「初めてアプリをつくる過程で分からないことを調べたり、試行錯誤しながらコードを書いていくのがとても面白かった。『分からないこと』そのものが楽しかったんです」と、彼は語ってくれました。
IT業界は今後も新しい技術が生まれ、それに伴いセキュリティ技術もより広範になっていくことでしょう。
その変化の中で、S.Kさんの「分からないことを楽しむ」という考え方こそが、筆者にはセキュリティ業界の未来を切り拓く先駆者のようだと感じました。
セキュリティ業界に進んだきっかけ
これまでの話でS.Kさんは自作のアプリなどを作成していましたが、ではそこからなぜセキュリティ業界に興味を持つようになったのでしょうか。
興味を持つようになった理由は、「ホワイトハッカー」に対する憧れと、セキュリティ技術への関心があったからだそうです。
プログラミングをする中で、S.Kさんはセキュリティに問題が発生したとき、その問題は自分のコードによるものなのか、それともシステムの矛盾から生じる問題なのかと考え、次第に脆弱性に興味を持つようになったとのことでした。
この興味から、自主的に脆弱性スキャンツールを作成し、セキュリティについて学びを深める中で、彼は「セキュリティには終わりがない」という事実に気づきました。「セキュリティには『正解』が存在しない。だからこそ、子供の頃のように試行錯誤しながら工夫できることが楽しい」と彼は語ります。
CSCでの目標と先輩たちへの挑戦宣言!
これまで、S.Kさんの過去について触れてきました。次に、CSCに入社した彼が今後どんな夢を持っているのか、どんな人物になりたいのかを尋ねたところ、迷うことなく次のように答えてくれました。
「技術力をさらに磨き、セキュリティ分野の先駆者になりたいです。具体的には、セキュリティのカンファレンスで自分の技術力をプレゼンし、賞を獲ることを目指しています。そのために、Hack The Box(サイバーセキュリティのオンライン学習プラットフォーム)でも日々勉強を続けています。」
同期の中でも一際高い知識を持ちながら、現状に満足せず、努力を重ねるS.Kさん。しかしそれは努力というよりも、セキュリティを純粋に楽しんでいるからこそ成り立っているように見えました。
筆者の興味本位で「先輩たちに伝えたいこと」を聞いたところ、彼はにっこり笑って「先輩たち、楽しみにしててください」と挑戦的な宣言をしてくれました。CSCにとってもセキュリティ業界にとっても、今後台風の目になる存在だと強く感じました!
セキュリティ業界を目指す方達へ
最後に、未経験ながらセキュリティ業界に興味を持つ方々に向けてアドバイスをもらいました。
「とりあえずやってみる!やってみて、もし好きになれなかったら辞めてもいい。食べ物と同じで嫌いなものは無理して食べなくても大丈夫です。だから、まずは一度やってみましょう!!!」まさに、セキュリティを楽しむS.Kさんらしい、前向きで率直なアドバイスです。
ーー好きこそものの上手なれ
ということわざがありますが、彼はまさにそのことわざを体現している人物だと感じました。S.Kさん以外にもCSCには個性豊かな新卒社員がいますので、ご興味があればぜひ他の記事もご覧ください。
Interviewee:S.K
Writer:Y.Y
化学出身からセキュリティへの道。東北のドン!の過去に迫る
スキーにサッカー。スポーツに打ち込んだ小学生時代
福島県の雪深い地域に生まれたY.Yさん。「体育の時間は決まってスキーがありました。滑っている時のスリルが楽しくて、社会人になってからもスキーは続けています」と地元への愛情とスキーへの情熱を熱く語ってくれました。
Y.Yさんにとって、スキーと同じくらい身近だったスポーツが「サッカー」でした。ポジションはディフェンスで、小学生2年生から6年生までサッカーに励んでいました。特に、キャプテンを任されていた時期には「相手のことを考えながら、チーム全体のためにどう動くべきかを子どもながらに学んだ」と振り返ります。
当時の思い出を懐かしそうに、かつ情熱的に話すY.Yさんの姿がとても印象的でした。
中学生時代の挫折経験
スポーツに打ち込んだ小学生時代を過ごした後、Y.Yさんは中高一貫校に進学します。
中高一貫校を選んだ理由は、高校受験に臨む兄の姿に違和感を覚えたことでした。「兄が苦労している姿を見て、漠然と受験への不安を感じましたし、受験そのものの意義について考えていました。また、新しいものに対する興味が強く、新設される学校に進学してみたいという気持ちもありました」と語っていました。
そうして中高一貫を選択したY.Yさんですが、中学時代は「修行所!」にいるかのような非常にハードな毎日を送っていたそうです。
「毎朝6時には起床し、夜22時半にようやく帰宅するような勉強漬けの毎日でした。授業内容も大学入試レベルのものばかりで、勉強についていけず、成績も振るいませんでした。その場しのぎで勉強していましたが、何も身につかず、苦しい時期でした。」
しかし、「分からないまま放置するのは非常に危険だと感じました。今では、仕事においても常に本質を理解することを意識しています。」と、この経験からY.Yさんは「自分でちゃんと知ること」の大切さを学んだと言います。
大学では化学の道へ
「普通」を疑い、自分のやりたいことに貪欲なY.Yさんの姿勢は、大学に進学しても変わりません。「大学生時代は、もっといろいろなことに挑戦したいと思っていました。同時に、『普通じゃイヤだ』という気持ちも強かったです。」そんな彼が進んだのは、化学の道でした。
大学2年生の頃には研究室に入り、カビに関する研究を深めていきます。その集大成として、卒業論文では「カビが出ない物質」について、自分の研究で得た知見を活かしながら書きあげたそうです。
ITインフラの根本に関わりたい
大学時代はカビの研究に打ち込んできたY.Yさんですが、なぜセキュリティの道を選んだのでしょうか?
「就職活動の際に大切にしていた軸は、『多くの人の生活に役立つサービスを作りたい』という想いでした。現代の生活に欠かせないPCやWebを利用する上で、セキュリティは最も根本的な部分の1つです。セキュリティに携わることで、ITインフラを支えることができると感じたんです。」
さらに、小学生時代にサッカーのディフェンスとして「守る」ことに熱中していた彼は、その「守る」という言葉にも惹かれたと言います。幼少期から好奇心旺盛にスポーツや勉強、研究に取り組んできたY.Yさんは、CSCに入社して化学からセキュリティ分野に転身した後も、新たな挑戦を続けていくことでしょう。
今後のY.Yさんの活躍に期待が高まります!
Interviewee:Y.Y
Writer:S.K
今回は、CSCの新卒社員であるS.Kさん、Y.Yさんの記事をご紹介しました。新卒社員からは、相互インタビューによってお互いの理解が深まるだけでなく、言語化の練習もできたという感想をもらっています。
これで新卒社員のインタビュー記事シリーズは終了となります。
今後も様々な記事を更新しますので楽しみにしていてください!